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病気

若い時に人工股関節を決意した話 先天性股関節脱臼とは 変形性股関節症末期の治療法

2017/04/02

kansetsutsuu_koshi
私は幼い頃に、先天性股関節脱臼で左足の手術をしました。手術後も変形性股関節症で左足股関節の痛みと戦いながら、生きてきました。そんな私が26歳で人工股関節の手術を決意した体験を書きたいと思います。

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先天性股関節脱臼

私は4歳の頃に先天性股関節脱臼で手術をしました。先天性股関節脱臼とは、足の付け根の部分の関節が、骨盤から外れたり、ずれてしまう病気です。男性よりも女性がなりやすく、赤ちゃんの3ヶ月、6ヶ月検診等で見つかるパターンが多いです。しかし、赤ちゃん検診で見逃され、歩くようになって始めて異変に気付く場合もあります。

私も乳幼児の検診では発見されず、4歳の頃に親が歩き方がおかしいと、病院に連れて行って、ようやく脱臼してる事が分かりました。しかし、その時にはすでに完全には治らず手遅れの状態で足に障害が残ってしまいました。

先天性股関節脱臼、治療法

股関節脱臼は早期発見がとても大切です

①リーメンビューゲル法
生後6ヶ月未満での治療法として、リーメンビューゲルというバンドを装着し、赤ちゃんのよくやる蹴る動作で自然と脱臼が整復されていきます。この方法で80~85%の確率で完治するそうです。

②牽引治療
リーメンビューゲル法でも良くならなかった場合、牽引での治療が必要になります。何段階かに分けて、重りをつけ徐々に整復していく牽引治療です。脱臼の重症度の違いで、直接大腿骨に鋼線を刺入れ、銅線によって直接牽引する方法もあります。

③整復手術
これは4歳~5歳以上で脱臼を発見した場合、リーメンビューゲル法や牽引での治療が困難な場合は手術による治療になります。脱臼している股関節を正しい位置に整復するために、妨げている組織を除去し、整復された骨を安定させる手術です。

<私の場合>
私は4歳の頃に脱臼を発見されましたが、まず牽引を行っていた記憶があります。

それも、鋼線を刺入、直接牽引する方法でした。その後は整復手術をしました。股関節の脱臼を安定させるためにボルトを入れる手術、ボルトを取り除く手術。
最後にした手術は小学5年生の時に足の長さを揃える為に、足のすねの骨を伸ばす手術。。。
大学病院だったので、いろいろな手術を試されていたような・・・気もしますが。

小学5年生の時に手術したのが最後で、「後は筋肉をつけるようリハビリをして下さい」で治療は終わりました。

痛みが出てきた、変形性股関節症 末期

最後に手術をした以降は、松葉杖を外し歩いていました。足の長さが違うので普通の人とは歩き方が違っていました。歩きすぎると股関節が痛いなと感じる程度でした。

そして、20歳を過ぎたころ、慢性的に股関節に痛みが出ました。ある時は、股関節が痛くて寝れなかった時もあります。

10年ぶりくらいに病院に行ってみました。レントゲンを撮ってみると、左股関節の軟骨がすり減り、骨と骨がぶつかり合って痛みが出てる事が分かりました。病院で言われた事は、変形性股関節症の末期。あと5年もすれば杖を使わないと歩けなくなるということ。

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治療法としては

①骨きり手術・・・
自分の骨を利用する事で変形した関節を改善する手術。病院の先生に言われた事は、この手術をする事で痛みが改善されない場合もある手術してリハビリもするとなると半年以上もかかってようやく復帰出来る程度なのに、痛みが改善できないとなると、自分の娘だったらこの手術はすすめないとの事。


②人工股関節置換手術
・・・
傷ついてボロボロになっている関節を取り除き、人工の関節に置き換える手術です。人工股関節により痛みは無くなり、足の長さも揃い、動きも滑らかになる。しかし人工の物を入れる為、メンテナンスをする必要があり、人工股関節の寿命は10年~20年と言われています。なので、再置換手術をする事になるため、60代以降の人に勧めている手術方法です。20代の人にとっては、動きが活発な事から耐久性は20年持つか分からない、これから2度、3度手術する事になる。との事で、若い人には勧めていない手術との事。

人工股関節手術を決意した時

●骨きり手術、
●人工股関節手術、
●どちらもせず杖を使う生活。

どれを選んだとしても20代の私にとって、明るい未来は無く、絶望・・・しかありませんでした。それでも、選択肢として残ったのは“人工股関節手術”これから20代、40代、60代、3回は手術する事になる。

でも、でも、手術すればもう痛みを感じなくて済む。足の長さも揃い歩きやすくもなる。
未来より、今だ、今を大事にしたい。その時、頭に浮かんだ言葉が

quality of life(クオリティオブライフ) 
でした。質の良い生活。自分らしい生活を送り、人生に幸福を見出すこと。
私は自分が生きてる事に幸せを見出したかった。

足の痛みが無くなる事で、自分の中にある制限がとれる気がした。足が痛くて遠出をあきらめていたり、外に出るのも億劫になっていた。それが、どんどん外に向かって新しい自分にも会える気がした。

もう、手術なんてこわくなかったです、それより新しい自分に会ってみたかった。私は人工股関節手術をする事に決めました。

まとめ

人工股関節手術をする事に決め、有名な先生に手術をしてもらう事にしました。診察するのに1年待ち、そこから手術するのに1年待ち。。。。長かった。診察を待っている間、待合室には人工股関節手術をした人の体験のテレビ番組のビデオが放送されていました。

そこには40代で若くして人工股関節手術をした女性が映っており、その人が旦那さんに

「若いのに手術する事になっちゃった・・・」って落ち込んでいたら、旦那さんが、
「若いからするんだよ、若いとその分生きていく時間が多いんだから、その間ずっと痛いのなんて嫌じゃん!」

と励ましていました。大きく頷きました。ずっと痛いのなんて嫌だ。そうだそうだ!そうなんだ。若くして人工股関節手術をするのに引け目?負い目?を感じていた部分があったけど、堂々とこれからの明るい未来を手にいれる為に手術をして良いんだと。
思えた出来事でした。

人工股関節手術 高額医療や手術準備について
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人工股関節手術から社会復帰までの話 →こちら

人工股関節手術後の日常生活の注意 →こちら

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