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病気

若い時に人工股関節手術を受けた話 手術から社会復帰するまでと手術後の気持ち

2017/02/02

私は幼い頃に先天性股関節脱臼で手術をし、その後は変形性股関節症で痛みを堪えて生きてきました。26歳の時にボロボロになった股関節を取り除き、人工の関節に置き変える、人工股関節置換手術を受けました。

●手術を決意するまでの話 →詳しくはこちら
●手術前に行ったこと →詳しくはこちら

今回は手術の話をしたいと思います。

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人工股関節手術

①入院

私が入院した病棟は、人工股関節手術を受ける人だけの病棟です。若い人は私だけで、周りは40代~80代の女性が多かったです。入院した翌々日には手術でした。みんな同じ気持ちで不安もありますし、これからの生活に明るい希望を持っており、強い決意で手術に挑む同志です。4人部屋でみんな良い人達ばかりで仲良くなれました。

②全身麻酔

私が1番心配してたのは、全身麻酔でした。

″幼い頃に受けた先天性股関節脱臼の手術では全身麻酔の薬はまず、吐きそなくらいまずい飲み薬と、手術室では嫌がる私には無理やりマスクをし、窒息するかと思うぐらいに押さえつけられた記憶があったからです。″

その心配を麻酔科の先生との問診で伝えていたので、私が恐怖心を持っているのは理解してくれました。手術では、まず点滴による麻酔と、手術室では背中に細いチューブを入れて麻酔薬を入れる硬膜外麻酔でした。

点滴は針を入れる時にチクっとするぐらいで、硬膜外麻酔も背中に針を入れる時は怖くて看護士さんに手を強く握ってもらっていました。痛みは最初にしていた点滴麻酔が効いてたのか、そんなに痛くなく、また、すぐに意識が無くなりました。全く!苦しまずに全身麻酔にかかることが出来ました

③自己輸血

手術の輸血は入院前に採血していた自分の血で行いました。これにより感染などの副作用が回避できます。

④MIS(小切切開術)

一般的な手術では傷口が15㎝~20㎝程必要でしたが、MISでは約7センチの傷口で済み、皮膚、筋肉へのダメージが少ないので、入院期間が短く社会復帰もすぐにできるようになりました。この手術法のおかげで、入院期間も2週間でしたし傷口がいままで手術した傷口に比べたら全く目立たずに済みました。

⑤骨移植

私の場合、人工股関節を設置する部分に骨の欠損ヵ所が有り、人工股関節が上手く設置出来ず、切除した骨を欠損部分にハメ込み補強する骨移植も同時に行いました。移植した骨の部分が密着するのに時間がかかるため退院後も、1ヶ月は自宅療養をしていました。

人工股関節手術後

痛みと腫れ

術後はやはり、麻酔が切れたら痛みが出ます。ジンジンジンジンしてました。また、手術した方の足は腫れて太くなっていました。これは日にちが経つにつれ徐々に元の太さに戻っていきました。

血栓症予防

人工股関節手術をした場合、静脈血栓塞栓症が起きるリスクが高くなるそうです。そのため、術後は血栓が出来ないように、抗凝血剤が投与され、弾性ストッキングを履いていました。また、入院中はフットポンプという機械を定期的に装着していました。

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リハビリ

手術直後はトイレに行けないので尿道に管を通して尿を袋?に貯めていました。これがなんとも気持ち悪い。おしっこしたいのに出来ない感覚。でも管がつながっているので尿はちゃんと出てるのに。。

話しがそれましたが翌日には尿の管を取り2日後には自分で歩きトイレに行くトレーニングが始まりました。その日はトイレに行くだけでふらふらしてしまいました。

3日目からはリハビリ室に行って、足上げの運動や杖を両手に持ち歩く練習を始めました。手術してこんなに動いて大丈夫なのかな?ってぐらいリハビリ始めるの早かったです。

退院

人工股関節と同時に骨移植もしていましたが、入院は予定通り2週間でした。
退院する時は、仲良くなった4人部屋で過ごした人たちと一緒に写真を撮りました^^

自宅療養

骨移植をしていたので、左足に負荷をかけすぎないように、1か月間は自宅療養し両手に杖をついて歩行していました。自宅療養中も毎日リハビリをし、3日に一度は自宅の近くの病院へリハビリにだけ通っていました。

社会復帰

術後1か月後に定期健診で、手術した病院へ診察しに行きました。
診察の結果、骨の移植部分も順調でしたので、杖も1本外すことが出来、会社にも戻る事が出来ました。それから3か月後には1本になった杖も外して歩けるように回復しました。術後は1年検診の後、2年に一度手術を受けた病院へ検診に行っています。

身体障害者手帳

手術前は変形性股関節症で障害者手帳5級でした。術後は体に機械を入れたことで、障害者手帳4級となりました。
その際は、手術をした病院で障害者手帳の診断書を記載してもらい、役所で交付してもらいました。

まとめ

骨移植もしていた為、手術後は杖なしで歩けるまで4か月程かかったと思います。左足に人工の物が入ってる違和感は1年もしたら無くなっていました。

今まで、足の長さが短かったので「左足のかかと」を地面に着いて歩く事が出来ませんでした。手術後は左足のかかとがちゃんと地面に着く。この感覚。なんて気持ちが良いのだろう。なんといっても!痛みが全くない。どこまで歩いていける。歩く喜びを初めて感じられました。

手術して、変わったのは「こんなに自然ってキレイだったかな」という感覚。こんなところに花が咲いてたっけ?とか木々の緑が綺麗だなとか、そういう事に気づきました。

今までは痛くて痛くて、歩くときは下しか見てませんでした。心は、居なくなってしまいたい、鬱な気持ちしかなく、周りなんて見えていませんでした。

術後は気持ちに余裕が出来て、歩くときも周りのきれいな自然に気付く事が出来、こんなに世界はキレイだったんだなと思える事が出来ました。そして痛みがない生活。私はどこにでも行けるし、何にでもなれる気がしました。確実に私の世界は手術をした事で変わりました。本当に手術をして良かったと思います。

次回は、人工股関節にしてから日常での注意事項を書こうと思います。

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